「意味のある三振」と「意味のない三振」。一体これはどういうことか?
三振自体無いほうが良いのは当然。でも、誰でもわざとしたくてするわけではないし、相手が好投手であれば三振はあって仕方のないことですね。
しかし!
同じ三振でも、三振するまでにいかに”相手に嫌なことができたか”が重要です。これがチームにとって「意味のある三振」ということに繋がります。
「意味のある三振」とは?
球数をどれだけ投げさせられたか
もう簡単に言うと、どれだけ粘れたかということです。
3球三振と10球粘った三振とでは、結果は同じでも今後の展開には大きな違いを生み出してくれます。
例えば、10球粘った三振で得られる効果
- 相手投手のスタミナを削ることができる
- 相手投手をイライラさせることができる
- 相手投手の持ち球を引き出すことができる
- 自チームの攻撃時間が長くなる
- 守備の集中を切らすことができる
これが簡単に打ち取りたい下位打線のバッターにやられたら本当に嫌になりますよ。
逆に、3球三振してしまうと?
- 相手に良いリズムを与えてしまう
- 相手投手の気分が良くなってしまう
- 攻撃時間が短くなる
- 相手投手がスタミナを消耗しない
このように、体力的な影響以外にもメンタル面でも大きな影響を与えることができるわけです。野球に限らずスポーツはメンタル状態で発揮できるパフォーマンスは大きく変わってきます。
相手にとって嫌な野球をすることによって、勝利をたぐり寄せることができます。
川端選手(ヤクルト)や中島選手(日ハム)のようなカット技術を身につけることは簡単なことではありませんが、簡単に三振しない努力はするべきです。