ツーアウトランナー無しの状況で9番バッターにまわってきました。ここでアウトになれば、次の回は切りよく1番バッターから始まる攻撃です。
さぁ、ツーアウトランナー無しのこの状況では、9番バッターはわざとアウトになるべきなのでしょうか?
Yes?それともNO?
具体的な理由も一緒に考えてみてください。
答えは出ましたか?
では、回答を確認してみましょう!
答えはNO!
答えはアウトになるべきではないです!!
なんで?
具体的な理由としては以下6つほど挙げられます。
- 上位打線にまわるためツーアウトからでも十分得点チャンスが生まれる
- 1番が倒れても次の回で確実に4番に打席がまわる
- ピッチャーに球数を投げさせることができる(スタミナを削れる)
- 簡単に三者凡退すると相手のリズムが良くなってしまう
- 味方投手が休める時間が増える
- 得点ならずとも、なるべく多く攻撃陣が塁に出れば試合を通してその分上位陣により多く打席を回すことができる
こんな理由が2つ以上挙げられた人は正解だったということでいいと思います!
【6】が大きなメリットになる
試合序盤であれば、特に【6】が大きなメリットになります。
例えば、得点できずに残塁が「3」だったとしましょう。三者凡退で終わるのと比べて、3人分打席を多くまわすことができているんです。7番バッターで終わるはずだった場合なら1番まで、1番バッターで終わるはずだった場合は4番まで打席をまわせることになるということです。
上位打線は必ずチームの良いバッターがいるので、上位打線により多く打席をまわせるということはすごく大きなメリットです。得点チャンスがその分増えるということに繋がります。
プロ野球はわざとアウトになってるよ?
プロ野球はセ・リーグの場合、9番にはピッチャーが座っています。
ピッチャーは出塁するよりも、次のイニングで投げることに集中した方がいいからわざとアウトになっています。
なので、勝負どころではツーアウトランナー無しでも代打が送られています。
9番バッターはツーアウトからでも出塁して盗塁やパスボールで2塁へ行けば一気に得点チャンスです。しかもバッターは1番!
わざとアウトになることなんて考えないで、とにかく出塁して先の塁を狙っていこう!!