例えば、2球で早くも2ストライク追い込まれてしまったとしましょう。この状況でみなさんはバッターボックスでどんなことを考えていますか?
「変化球対応でストレートは右方向へ」「ストレート待ちで変化球は対応しよう」「とにかく三振にならないようしよう」色々な考え方があると思います。
しかし、こういう考え方もあるんですよ。
「バッターが有利になるカウントを作る。」
ピッチャーにボールを投げさせる
「バッターが有利なカウントを作る」これはすなわち「ピッチャーがストライクを取りにいかなければならないカウントにする」ということです。
ノーボール2ストライクのカウントになると、バッテリーは当然ボール球を要求してくることが多いです。もしくは、ストライクからボールになるような変化球で打ち取りにきます。
これは逆に考えると、ピッチャーにボール球を投げさせることができるカウントでもあるということです。
状況を整理してみます
2ストライク追い込まれる
1球目 | ストライク | ノーボール・1ストライク |
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2球目 | ストライク | ノーボール・2ストライク |
ここからです。
1球外したとします。
3球目 | ボール | 1ボール・2ストライク |
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もう1球ボール球で勝負してきたとします。
4球目 | ボール | 2ボール・2ストライク |
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さぁ、カウントを見てください。あっさりとノーボール2ストライクで追い込まれていたのに、2球見極めたら2ボール・2ストライクです。
ここでバッテリーが欲しいボールは何ですか?
ストライクですよね!!
まさにバッター有利なカウントができたわけです。
もう1球ボール球はなかなか投げにくいですよ。2ストライク追い込んでからのフォアボールはダメージが大き過ぎます。
カウントはバッター自身で作れる!
そうです。通常、カウントはバッテリーが作っていくものと考えるのが一般的ですが、バッター主導でもカウントを作ることはできるのです!
ノーボール2ストライクになってしまっても、ボール球をしかっり見極め、ストライクはカットして対応していくことより、バッター有利なカウントになるんです!
こんな考え方もあるんだと知っている人と知らない人とでは、実際に2ストライク追い込まれた後の結果が大きく変わってきます。
2ストライク追い込まれても冷静に。逆にピッチャーを追い込んでやりましょう!!