「僕は体が小さいからホームランなんて打てるわけがない。」
「小柄だけどホームランを打ってみたい。」
そんなことを思っているプレイヤーに読んで欲しい本があります。
著者、元中日ドラゴンズのミスター二塁打 立浪和義選手の『長打力を高める極意』です。
小柄な選手でも長打は打てる!
立浪選手の身長は173cm。プロ野球の世界では小柄とされる身長です。
しかし、そんな小柄な選手が打ち立てた記録は偉大でした。通算二塁打は487本。今も打ち破られることはない記録として君臨しています。
外野の頭を超える打球、外野の間を抜ける二塁打は間違いなく長打。
また、二塁打だけではなく、2004年の日本シリーズ 対西武戦で松坂投手から放った同点3ランホームラン、2006年4月7日 対ジャイアンツ戦で上原投手から放ったサヨナラ満塁ホームランなんかも記憶に新しい。
2004年 日本シリーズ 対西武戦
2006年4月7日 対ジャイアンツ戦
立浪選手が体格やパワーをカバーしてどのようにして長打を打っていたのか、どのような練習に励んでいたのか、どのようなことを心掛けてバッターボックスに入っていたのか。
本のタイトルの通り、まさに長打力を高める極意がこの本に書いてあります。
『長打力を高める極意』を読んだ感想
堅苦しい文章の書き方じゃないし、高橋由伸選手(現:巨人監督)との対談なんかも盛り込まれているので、すごく読みやすくて楽しい内容になっています。
また、長打を打つ方法だけではなく、スランプに落ちる原因が明確に書いてあったり、「センター返し」「強く振る」「ボールをよく見る」これらバッティングの基本へのかえり方はすごく参考になります。
他にも「割」とか「間」とか「遊び」とか、バッティングで使われる専門用語についても詳しく書いてあるので勉強になりますよ。
小柄な選手だけに関わらず、打撃力アップに繋がるヒントがたくさん詰まっている本なので是非読んでみてください!