空タッチをアウトに見せる方法。
こんな記事タイトルを見ると、「こんな卑怯なことはしたくない」と思うプレイヤーもいるかもしれません。
でも、私はこれも立派な野球の守備技術だと考えます。特にプロ野球のようにビデオ判定のないアマチュア野球なら尚更使うべきプレーです。
本来ならセーフなのにアウトにできるわけですからね。
盗塁のときのタッチプレー、バックセカンド・バックサード・バックホームのタッチプレー、あらゆるタッチプレーで使える、空タッチのコツを伝授しましょう。
空タッチを使う状況とは?
空タッチのコツを学ぶ前に、なんで空タッチを使うのか解説しておきましょう。
それは、タッチしにいったら確実にセーフになってしまうときです。
タッチができるなら、空タッチではなくしっかりとタッチすべきなのです。タッチをしたらセーフになってしまうタイミングこそ、空タッチでアウトを掴み取るのです。
単純にタッチが届かないときも空タッチを使ってもOKでしょう。
上手に空タッチをアウトに見せる方法
空タッチをアウトに見せるコツとしては、大まかに2つあります。
【1】審判に死角を作る
審判だってしっかり判定すべく、しっかりとタッチしているか見ています。
審判の目を欺くには、タッチする瞬間にランナーと審判の間に体を入れて死角を作ってください。簡単に言うと、審判に背中を向けてタッチするイメージです。
ただ、そう簡単に死角を作れない場合もあります。もし審判に死角を作れないのあれば遠近法を使ってください。
どういうことかというと、横から見るとタッチが届いていないけど、正面から見るとタッチしているよう見えてしまう目の錯覚的なことです。
あまりにもタッチが離れていれば真正面でもバレますけどね。
※黒:審判
※茶色:グローブ
※青:ランナー
ランナーにタッチしているように見える。
本当はタッチが届いていない。
いや、てゆうかイラストがメッチャわかりずらいですよね。
イラスト書けないんです。
すいません・・。
【2】審判にアウトアピール
グローブを上に高々と上げながら「アウトー!!!」と審判にアピールしましょう。まぁ叫ばなくてもいいんですが、グローブを上げてアピールすることはすごく大事です。
タイミングがアウトもしくは同時くらいなら審判はタッチした瞬間が見えていないのでアウトのコールをするしかなくなります。
2016年10月日本シリーズ第3戦のこのプレーを見てください。ビデオ判定で結果はセーフになりましたが、空タッチでも審判へのアウトアピールをしていますよね。もちろん最初にアウト判定となった最重要ポイントはタイミングだと思いますが、アウトアピール=タッチしたアピールもすごく重要なプレーだったでしょう。
空タッチをアウトに見せる方法の解説を読むといかにも簡単に感じてしまうかもしれませんが、意外と難しいです。
でも、いざというときはこの記事に書いてあることを思い出して、空タッチというファインプレーでチームを救ってください!