
ランナー2塁でのシングルヒットやランナー3塁でのタッチアップでもどんな場面でも共通して言えることでです。
レフトなら左中間方向、センターなら右中間方向、ライトならライト線に打球が飛んでバックホームするとき、注意すべきことがあります。
それはバックホームの送球が右に逸れてしまうことです。
それはなぜか解説していきましょう。
肩が開いているぞ!
自分より左方向の打球をキャッチすると、必然的に肩が開いている状態になります。
このままいつも通りバックホームすると、どうしても送球が右に逸れてしまいます。このことを頭に入れておかないと、ホームベース上へバックホームすることは極めて困難です。
バックホームで肩が開いているときの対策は?
主に3つあります。
【1】ステップを踏んで体を立て直す
肩が開いているということは、送球体制が悪いということです。
きちんとステップを踏み直し、肩の開きを修正しましょう。
【2】内野手(中継)に返す
しかし、送球体制を立て直しているほど余裕がない場合もあります。ランナーは3塁からホームを目指しているのなら当然です。
そのときは、ショートやセカンドが必ず近くにボールをもらいに来ているはずなので、しっかり内野手(中継)へボールを返しましょう。
バックホームは必ずしもダイレクト返球でなくてもOKです。バックホームが逸れてしまう方がアウトにできる確率は低いです。
【3】センター、ライトに任せる
そもそも捕球体制が悪そうだったら、自分より捕球体制に余裕がありそうなセンターやライトに任せるのも立派な良い判断です。
2016年日本シリーズ第5戦のタッチアップの場面も、センターの丸がライトの鈴木誠也に捕球を任せていればアウトだったかもしれません。センターに優先権があるので難しい判断ですが。
※5:18くらい~
外野手は必ず肩の開きは意識してくださいね!