ランナー1塁の場面で内野ゴロ。これはゲッツーチャンス!!
二塁へのベースカバーからファーストへの送球、華麗なゲッツーはセカンドの大きな見せ場です。
もしかしたら意識したことがない二塁手もいるかもしれませんが、ゲッツーの時、二塁手はどっちの足でベースを踏むべきでしょうか?右足?左足?
これは人によって違うとか、自由なわけではなく、きちんとどっちの足で踏むべきか決まっています。
左足でベースを踏む場合
ベース上に立っているだけのような状態ですね。
左足でベースを踏む場合は以下のような状況の時です。
- 三遊間寄りの5-4-3のゲッツー
- 距離が近い6-4-3のゲッツー
セカンドのフォースアウトに余裕があるので、左足でベースを踏んで次の送球を優先させてください。
だた、次の送球を優先するあまり、つまらないエラーやファンブルに注意。確実にセカンドをアウトにするのは当然のことです。
右足でベースを踏む場合
一塁手のように、体を伸ばすような捕球体制です。
左足でベースを踏む時よりも、この体制からファーストへの送球はかなりの技術を要します。
右足でベースを踏む場合は以下のような状況の時です。
- 2-4-3のゲッツー
- 1-4-3のゲッツー
- サード正面ゴロの5-4-3のゲッツー
- セカンドのフォースアウトがギリギリな6-4-3のゲッツー
これに共通するのは、最後に書いてあるようにセカンドのフォースアウトがギリギリになる時です。2-4-3も1-4-3も5-4-3も送球距離が遠いので右足でベースを踏みます。
左足でベースを踏む時はセカンドのフォースアウトが余裕なので次の送球を優先させますが、右足でベースを踏む時は次の送球よりもセカンドのフォースアウトを優先する時です。
いくら次の送球を早めても、ゲッツーを狙う場面でセカンドがセーフになってしまえば、それは単なるフィルダースチョイスになってしまいます。
超簡単にまとめると
・左足でベースを踏む場合
ファーストへの送球 > セカンドのフォースアウト
・右足でベースを踏む場合
ファーストへの送球 < セカンドのフォースアウト
こういう事ですね。
体が自然に反応できるように、普段の練習から徹底してください。
動画で勉強してみる
YouTubeには、プロ野球選手の華麗なゲッツー動画が溢れています。
菊池選手(広島)や藤田一也選手(楽天)のようなプレーはできなくても、フットワークや基本的技術は学べることがたくさんあると思います。ただ「すげー」と見ているだけではなくて、こういった動画から勉強してください。