
シーズンで最も素晴らしい成績を残した投手に贈られる、プロ野球の投手タイトル「沢村賞」。
もちろんただ単に「すごかったなー」という印象で決まるわけではありません。沢村賞を受賞するには、ある一定の基準を満たしてなければいけません。
誰でも一目でわかる、沢村賞の選考基準を解説します。
沢村賞の選考基準
主にこの7つが基準となります。
| 登板試合数 | 25試合以上 |
|---|---|
| 完投数 | 10試合以上 |
| 勝利数 | 15勝以上 |
| 勝率 | .600以上 |
| 投球回数 | 200イニング以上 |
| 奪三振数 | 150個以上 |
| 防御率 | 2.50以下 |
では、過去10年の沢村賞受賞投手と何個基準を満たしているか見てみましょう。
過去10年の沢村賞受賞投手
| 2007年 | ダルビッシュ有 | 7つ (コンプリート!) |
|---|---|---|
| 2008年 | 岩隈久志 | 6つ (完投数5) |
| 2009年 | 涌井秀章 | 7つ (コンプリート!) |
| 2010年 | 前田健太 | 6つ (完投数6) |
| 2011年 | 田中将大 | 7つ (コンプリート!) |
| 2012年 | 攝津正 | 5つ (完投数3、投球回数193.1/3) |
| 2013年 | 田中将大 | 6つ (完投数6) |
| 2014年 | 金子千尋 | 5つ (完投数4、投球回数191) |
| 2015年 | 前田健太 | 5つ (完投数5) |
| 2016年 | ジョンソン | 4つ (完投数3、投球回数181.1/3、奪三振数141) |
全て基準を満たしていれば文句無しの受賞だと思いますが、沢村賞選考委員が相応しいと判断すれば、全てが基準み満たしていなくても受賞できるようです。
チーム成績なんかも多少は関係してくるのかもしれませんね。



