「うわー!差し込まれた!」
普段何気なく使っているこのワード。
バッティングにおける「差し込まれる」とは一体どのような状態でしょうか?
解説していきましょう。
差し込まれるとは?
『バッティングで打球が「詰まった」って具体的にどういうこと?』という記事では、詰まった=バットの芯を内側に外した状態であることを解説しました。
では、「差し込まれる」とはどういうことでしょうか?
差し込まれるとは、ミートポイントよりも後ろでボールを捉えた状態、すなわち振り遅れと解釈していいでしょう。
まず、これが「差し込まれた」と「詰まった」の違いです。
この画像の場合、赤い部分が正しいミートポイントだとしたら、青い部分が差し込まれポイントになるわけです。
※柳田選手はポイントが近くても打球を飛ばせる技術とパワーがあるので、本来のミートポイントであるかどうかは別の話しです。あくまでサンプルです。
では、差し込まれる原因は?
振り遅れているわけですから、差し込まれる原因はいくつか考えられます。
- 始動が遅い
- 振り出すタイミングが遅れている
- バットが遠回り(ドアスイング)して理想通りにバットが出てこない
- ミートポイントが近すぎる
- 体重移動のとき左足(右バッターの場合)が踏ん張れていない
- テイクバックのときバットを内側にこねすぎている
結局はどれも振り遅れに繋がることです。
前の打席の結果にしても、空振りをした瞬間にしても、差し込まれている=ミートポイントより後ろでボールを捉えているのは自分でもわかるはずです。
自分の原因がどこにあるのか、ベンチで見ていた仲間のアドバイスももらいながら、試合中は修正をしていきましょう。