相手キャッチャーのイニング開始前セカンド送球はステップにも注目!ここで盗塁できるか判断する

攻撃側
イニング開始前セカンド送球

しっかりステップしているか、軽くステップしているか見ろ。

イニング開始前に行う投球練習後のキャッチャーのセカンド送球。

以前、「キャッチャーのイニング開始前セカンド送球は相手チームの盗塁抑止力になる」という記事を書きましたが、今回は守備側目線ではなく攻撃側目線で注目して欲しい点を解説しましょう。

スローイングだけじゃなくてステップに注目する

イニング開始前セカンド送球

イニング開始前のセカンド送球で相手キャッチャーの肩を確認するときは、みんな送球の軌道や速さ、送球のコントロールなんかを見ていると思います。単純にどれくらい肩が強いのかをチェックしていますよね。

肩が強ければ簡単に盗塁できないなと警戒するし、肩が弱ければ盗塁できそうだなと判断できます。

ただ、ここでいくら素晴らしい送球がいったからと言って「盗塁できない」と判断するにはまだ早いです。

イニング開始前のセカンド送球ではキャッチャーのステップもチェックするんです!!

具体的には以下のような点に注目します。

ステップの仕方が重要になってくる

イニング開始前セカンド送球

イニング開始前のセカンド送球は何もプレッシャーはありませんが、試合で盗塁を刺しにいくセカンド送球は0.1秒単位の争いになってきます。セカンド送球にもステップは必要ですが、キャッチボールや野手の送球のようなステップを踏んでいる余裕は一切ないです。

ということは、実際の試合ではイニング開始前のようなセカンド送球ができるかと言ったらそれはすごく難しいです。

イニング開始前のセカンド送球で助走をつけてガッツリステップを踏んでいるキャッチャーは試合で同じ送球ができるとは限りません。むしろそれが最高の送球なわけだから、それより良い送球が来る確率はほぼ0%です。

どんなに肩が良くても走れるチャンスがあるわけです!

逆にイニング開始前のセカンド送球でも試合と同じようなステップとスローイング、もしくはワンステップ送球で素晴らしい送球がいくキャッチャーは試合でも同じような送球を投げることができます。

ここで初めて簡単に走れないなという判断ができます。

スローイングだけで走れないと判断するのは早い

イニング開始前セカンド送球

このように、キャッチャーのスローイングだけで「盗塁するのは難しいだろうな」と判断するのは早いです。

ステップもしっかりと確認してください。

本当は走れるチャンスがあるのに、簡単に盗塁を諦めたら攻撃のバリエーションが一気に減るし、相手にも何のプレッシャーも与えることはできません。

表面のプレーだけではなく、こういった部分も見れる選手になることが勝利へと繋がっていきます。

これは同じチームのプレイヤーとも共有しておきましょう。

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