打者がファウルで粘れることの3つのメリット

打撃編

ファウルで粘っているバッターがいると、テレビでもよく「良い粘りですね」と言ったり、草野球だったら「良いバッターだね」と言われることがあります。

では、具体的にファウルで粘るとどんな良い影響があるのでしょうか。

この記事では、打者がファウルで粘れることのメリットについて解説していきます。

ファウルで粘れることのメリット

【1】打者有利のカウントを作れる

例えばカウント0ボール2ストライクと追い込まれてしまったとします。ここでファウルで粘ることができれば、カウント1-2 → 2-2 → 2-3とボール球を稼ぐことにより、どんどん打者不利なカウントから有利なカウントへと持っていくことができます。打者有利のカウントになれば当然相手投手はストライクゾーンかつ変化球は投げづらくなり、ヒットしやすいボールを誘うことが可能になります。

【2】出塁できる期待値が上がる

打者有利なカウントになれば当然フォアボールの確率も上がってきます。ファウルで粘られたあげくのフォアボールは投手にとって非常に嫌です。
また、守っている守備陣にも嫌な気持ちになります。それが守備のリズムを狂わせることにも繋がるため、トータル的に打者の出塁への期待値がアップします。

【3】相手投手の球数を増やせる

ファウルさらにはフォアボールを出せば自ずと球数も増えてきます。球数が増えれば投手のスタミナを削ることにもなります。イニングが進むにつれてそのダメージは蓄積され、終盤に攻撃側に大きなチャンスを与える可能性をアップさせます。
また、次のバッターが強打者だった場合も有効です。強打者のために温存しておきたかったスタミナを消費させることができます。

まとめ

このようにファウルで粘るだけで投手へのダメージを与えたり、出塁への期待値が上がることがわかります。攻撃側にとっては非常に良い影響を及ぼします。

仮に粘ったあげくアウトになったとしても、同じアウトでも非常に意味のあるアウトと言えるでしょう。

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