ピッチャーの成績を評価する指標のひとつ、「WHIP」にはどんな意味があるのか解説していきます。
WHIPとは?
WHIPは、そのピッチャーが投球回あたり何人の走者を出したのか(与四球・被安打数の合計)を示す数値です。
※WHIPの計算式※
WHIP=(被安打 + 与四球) ÷ 投球回
WHIP=(被安打 + 与四球) ÷ 投球回
例えば、WHIPが1.00なら1イニングあたり1人の走者を出したということ。もちろんホームランも走者を出したということに含まれます。
また、走者を出せば当然失点にも繋がってくるので、自ずと防御率にも大きく関わってきます。
どれくらいの数字なら優秀なの?
Wikipediaでは以下のような目安が記載されています。
1.00 | 素晴らしい |
---|---|
1.10 | 非常に良い |
1.25 | 平均以上 |
1.32 | 平均 |
1.40 | 平均以下 |
1.50 | 悪い |
1.60 | 非常に悪い |
出典:Wikipedia
ちなみに、2016年度セ・リーグ投手の中で最もWHIPが優秀だったのは、巨人の菅野投手の0.99。1.00を切る素晴らしい成績です。
プロ野球以外ではなかなか使うことのない成績指標ですが、プロ野球を見るうえでは、どれだけ素晴らしい投手なのかを図るひとつの目安となる数字なので是非覚えておくといいと思います。