軟式野球、草野球でフォークを使いこなせるピッチャーはそう多くありません。それほど難しい球種だからです。
でも、投げられないと諦めないでください!
私もフォークを使えるようになったのは今から2年前。それまではフォークを呼ぶには程遠く、ただタイミングを外すだけのスローボールに近かったです。
それでも今ではかなり頼れるウイニングショットになり、奪三振率は異常なまでに大幅アップしました。
この記事では私の実体験と経験を基に、どんなプレイヤーでもフォークが投げられることを目標にして、フォークを投げる方法を伝授していきます。
フォークの握り方
まずはフォークの握り方ですが、一般的に紹介されている握り方と一緒です。
私の場合はガッツリボールの真横を2本の指で挟んでいます。これが最も落差を出せるので、2ストライク追い込んだらこの握りです。
(ちょっとボールが汚いな・・。)
ただし、カウントを稼ぎにいきたいとき、ゴロを打たせたい場合はもう少し浅く握ってます。
指が長くなくてもフォークは投げれる
ちなみにフォークボールって、握力が強くて、手が大きくて、指が長い人しか投げれないと思っていませんか?
実際そうでもないですよ。
私はこの写真のように、手の平が大きくて指は比較的指は短めです。正確に図ってみると、人差し指が8.1cm・中指は8.8cmでした。
それでもガッツリボールは挟めるし、しっかり変化させることはできています。
でも、2本指で挟めるようになるには、私生活からの訓練が必要です。
フォークを2本指で挟めるようになる方法
これは利き手の人差し指と中指を普段の生活からガッツリ広げる訓練をしておく必要があります。
例えば、家でテレビを見ている時は常にフォークの握りでボールを握っていたり、ボールが手元に無いときは左手でグーを作ってそれをボールに見立てて握りの練習をしていました。
通勤中や休み時間、とにかく暇があれば常に人差し指と中指を開く練習をしていたと思います。
すると、慣れていなかった頃は2本の指を広げると痛かったですが、今は全く痛みを感じないし、広がる範囲も激的にアップしました。
草野球のように週1の投球練習だけでは絶対に習得できない部分なので、フォークを習得したい人は日常からこの練習をしてください。
フォークを投げるときのコツ
私が意識しているのは以下の4点です。
【1】テイクバック時に手首を返さない
ストレートを投げるときは、よりスナップを効かせるためにテイクバック時に手首を返しますが、フォークを投げる時は手首は固定です。手首は返しません。
【2】上から真っ直ぐ振り降ろす
フォークは上から下へ落とす変化球なので、少しでも腕がサイド寄りになると落ちません。
人差し指と中指、それぞれが均等に力が加わるように真っ直ぐ腕を振り降ろします。
【3】腕の振りはストレートと全く同じ
フォークはストレートと腕の振りが全く一緒です。
【1】と【2】を意識するだけで、あとはストレートと同じ投げ方です。むしろ腕をしっかり振らないとフォークは落ちないです。ただの棒球がいってしまいます。
また、腕をしっかり振ることで、相手バッターはストレートとフォークが区別できなくなり空振りしやすくなります。
【4】ホームベースに落とす意識
フォークは当然低めを狙うわけですが、イメージはホームベースにボールを叩きつけるようなイメージです。
もちろんワンバウンドしてOKです。腕が振れていればバッターは思わず振ってしまいます。実際に私がフォークで三振をとる時はワンバウンドする確率が結構高いです。
この感覚は人によって違うと思うので、練習や試合の中で自分の狙うべき場所を確立するといいでしょう。
まずはウイニングショットのフォークを習得せよ
レベルが上がればフォークでカウントを取りに行くことが可能ですが、まずはウイニングショットとしてフォークを使いこなせるようになりましょう。
練習や練習試合で徐々にフォークを試して、1年を目安にじっくり時間をかけて習得に励んでください。早い人なら半年もせずに何球かある程度決まるようになると思いますよ。
軟式野球、草野球でフォークを投げる人が多くないため、追い込んだら全部フォークという単純な配球でも、失投しない限りそうは打たれません。
というか、おもしろいように三振がとれるようになります。
最後に一言
フォークを投げれるようになると世界が変わります。
では、みなさん頑張ってください!!