ランナーを確実させるための送りバント。
守備側はなるべくなら簡単にやらせたくありません。
では、バッターに送りバントを簡単にやらせないために、ピッチャーはどのコースに投げるのが有効でしょうか?
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アウトコースよりもインコースに
ズバリそれはインコースです!
アウトコースは腕が伸びるし、ある程度ボールと体の距離を保てるので実はやりやすいんです。
しかし、バッターはバントの構えをするとき、グッと体を前に倒すような体制になるので、インコースが通常よりも近く感じるのです。また、体に近いボールほどバントは難しくなります。
投げる高さは?
主にフライやファールを狙えるのが「高め」です。そして空振りを狙えるのが「低め」です。
「真ん中付近」は目線が動かないので、インコースでもそこまでバントは難しくありません。
高さはバッターの目線を動かすのが重要です。
投げる球種は?
ストレートが一番有効です。
バントはバッティングのようにタイミングというのがあまりないので、変化球は合わせやすかったりします。
バッティングセンターの140kmでバントが難しいのと理由は一緒です。
ただし、ストレートの速度や威力が大してない投手に関しては、カーブなど目線を動かせる変化球の方がいいでしょう。
まとめ
結論「インコース高めor低めにストレート」が有効だということがわかりました。
しかし、常にインコースにストレートというわけにはいきません。盗塁を警戒しなければいけないし、ずっとそのコースならバッターも対応してきます。
インコースにストレートをどの場面で、どのように使うかというのはその状況下にいるバッテリーが考えなければいけません。