6-4-3のゲッツーを完成させるなら、ショートはセカンドへの素早くて正確な送球が求められます。少しでも送球が遅れたり、送球が逸れてしまえば、ゲッツーは成立できません。
確実にゲッツーを取るべく、6-4-3ゲッツーのときの送球のコツを解説していきましょう。
ゲッツートスについては、全ポジション共通である『グラブトスのコツを解説』を確認しておいてください。
ポイントは2つ!
主なポイントは2つあります。
【1】頭の高さを変えない
素早い送球をするためには、無駄な動きを省く必要があります。
捕球体制から頭の位置を動かさないことを意識してください。ボールを捕球したそのままの姿勢から送球しましょう。
もちろん送球ステップを踏んではいけません。送球距離が近いので、肩の強さなんて関係ありません。
【2】送球位置もそのまま
頭の高さを変えないことに加え、肘の高さも捕球した位置からそのまま送球しましょう。
足元で捕球したら、通常送球のように耳の位置までテイクバックすることなく、サイドスローもしくはスリークォーターのような送球になるということです。
ボールを捕ってから送球までの動作も素早くするためです。
共通するのは「捕った位置からそのまま」
これら2つのポイントに共通するのは、捕った位置からそのまま送球するということ。
この2つを普段の練習から意識してプレイしてください。
送球動作がアップするうえ、練習を重ねればコントロールもしっかりつくようになります。練習しなければ送球コントロールは磨けません。
キャッチボール開始直後に何球かゲッツー送球練習を取り入れてもOKでしょう!このときも頭の高さを変えないことを意識してくださいね。
送球はセカンドの心臓を狙う
最後に。
ゲッツー送球のときは、しっかりとセカンドの心臓を狙って投げてくださいね。
ただ捕って素早く送球するだけじゃなく、セカンドが一塁への送球をしやすいところへ投げるまでがショートの責任です。
送球が左に逸れる分には対応がききますが、右に逸れてしまうと一塁への送球が厳しくなります。
ゲッツーが取れるか取れないかで、ゲームの流れや勝敗が変わってきます。外見のカッコ良さなんて気にすることなく、素早く丁寧にプレイしましょう!