【3つの理由】なぜ追い込んだらボール球を投げるのか?意味のないボール球は投げるな!

守備側
なぜ追い込んだらボール球を投げるのか

「バッターを追い込んだらボール球を投げろ!ストライクは投げるな!」

幼少からこう教わった人は多いと思います。

でも、それがなぜかって考えたことありますか?
もし自分がバッテリーだったら、なんでボール球を投げるかって考えてますか?

少年野球も中学野球も、監督やコーチは結果を教えても理由を教えない無能な指導者が多いです。ここが一番肝心な部分なのに!!

そこで私が代わりに、なぜ追い込んだらボール球を投げるのか?という常識の中身を解説したいと思います!

主にこんな理由が挙げられる

【1】勝負球への布石

簡単に言うと、ピッチャーの勝負球をより有効にするためのボール球です。

例えば、ストレートで勝負するなら相手に遅いボールに慣れさせるために緩急(カーブとか)を使うとか、外のスライダーで勝負するならインコースの体の近いところにストレートを配球するようなことです。

このバッターは何で勝負するべきか、どんな球種・コースが好きなのか、前の打席はどうだったかなどを考えてみましょう。

【2】厳しいコースで打ち取るため

【1】は三振をとりにいくような配球になりますが、これはどちらかというと打たせてとりにいくパターンです。

ストライクからボール1つ分~2つ分外したところへ投げ、まともなバッティングをさせない狙いです。バッターは追い込まれればくさいボールを簡単に見送れません。ある程度バットを振りにいかなければならない心理状況です。

バッテリー側は見逃されてもまだボール球は使えるし、打ちにきてくれたら狙い通りという感じです。

【3】勝負球に迷ったとき

わかりやすく外にはずして相手がどんなボールやコースを待っているのか観察するためにボール球を使うのもOKでしょう。

1球毎に待ちを変えるバッターもいたり、ずっと同じボールを待っているバッターもいますが、バッテリーはこのボール球でしっかりバッターを観察してください。

無駄なボール球はいらない

上記のように、追い込んでボール球に余裕があったとしても、決して無駄なボール球はないということです。それぞれなぜボール球を投げるのかという根拠や意味があります。

もし、何の根拠も意味も考えないで配球しているなら、それは下手なバッテリーです。無駄なボール球は投球数も増えるし、ボールカウントが増えるしデメリットしかないんです。
※「簡単に勝負行け」とか、「追い込んだらすぐに勝負しろ」ということではありませんよ。

バッテリーは最終的にバッターをどうしたら打ち取れるかというプロセスを考えましょう。

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